開閉器から出火した火災について(さいたま市消防局岩槻消防署より)

  埼玉県さいたま市岩槻区内で、平成24年7月から平成25年5月までの間に、開閉器の点検作業および取付の際に、開閉器から出火した火災が2件発生いたしました。この火災により負傷者の発生、付近一帯の停電の被害につながっております。
  このため、開閉器の取付作業や、点検作業を行う電気工事資格者の方は、十分に注意し、電気火災や事故の防止に努めていただくようお願いいたします。

【火災の概要】

火災発生月機器内  容
1平成24年7月VT内臓形の開閉器 開閉器の点検中に誤って外部電源(発電機)でSOG制御装置から開閉器へ電圧を印加したことにより、開閉器内の制御電源用変圧器が層間短絡し、出火した。(負傷者発生)
2平成25年5月VT内臓形の開閉器 SOG制御装置への配線を誤って接続したことにより、開閉器内の制御電源用変圧器が破損したことに気付かずに高圧通電を開始したため、制御電源用変圧器が層間短絡し、出火した。(付近一帯の停電)

(出典:さいたま市消防局岩槻消防署)