漏電遮断器について

漏電遮断器について

漏電と感電について

 屋内配線や電気器具は、電気が漏れないように絶縁体で守られていますが絶縁体が古くなったり、傷ついたりすると、電気が漏れることがあります。これを「漏電」と呼びます。
 漏電している電気機器に触れると、体の中を通って地面に電気が流れてしまう恐れがあり、これを「感電」と呼びます。
感電はとても危険で、家庭の電気でも場合によってはショック死することもあります。

漏電遮断器とは

 漏電遮断器は万が一漏電した際に、電気を遮断し感電・火災事故を未然に防いでくれます。
新築・増改築時には必ず漏電遮断器を取り付けましょう。

漏電遮断器はどこにある?

 漏電遮断器は分電盤内部にあります。
もしも漏電遮断器が作動してしまったときに備えて、ご家庭のどこに分電盤と漏電遮断器があるか調べてみましょう。

※写真提供:テンパール工業株式会社

中性線欠相保護機能付き漏電遮断器への取り替え

 単相3線式(3本の電線で送電する)で電気をお使いいただいているご家庭では、中性線に異常が起きると、電圧が上昇して電気機器の寿命が縮まったり、故障したりします。
 これらの事故防止のため、「中性線欠相保護機能付き」漏電遮断器への取り替えをおすすめしています。
※昭和63年以前に製造された単相3線式漏電遮断器には中性線欠相保護機能は付いておりませんので、中性線欠相保護機能付き漏電遮断器へのお取り替えをおすすめします。


「中性線欠相保護付き漏電遮断器」かどうかは本体をご確認ください。
※写真提供:テンパール工業株式会社

漏電遮断器でお困りの際は

 中性線欠相保護機能付き漏電遮断器への取り替えや、ご自宅の漏電遮断器に不調が見られる等、漏電遮断器についてお困りごとがございましたら、近隣の住宅電気工事センターや電気工事店にお問合せ下さい。